かつて「新人類」と呼ばれた。
1980年代、私が若かった頃に生まれたこの言葉は、従来とは異なる感性や価値観、行動規範を持つ若者を指していた。今でいうZ世代と同様の使われ方をしていたのだ。時が経ち、「新人類」も今や還暦を迎え、ちゃんちゃんこを着る年齢となった。
技術革新と社会変革
現在、世界は急速な技術革新と社会変革の渦中にある。AIやロボティクスの進化は私たちの日常生活を大きく変えつつあり、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)技術は新たなコミュニケーションの形を生み出している。気候変動対策や持続可能なエネルギーへの転換も、グローバルな課題として私たちの前に立ちはだかっている。
これらの変化は、「新人類」世代にとって、かつて経験したテクノロジーの進化とは比べものにならないほど急激で複雑だ。しかし、変化に適応し、新しいものを受け入れる柔軟性は、私たちの世代の特徴でもある。この特性を活かし、新たな時代の課題に取り組むことが求められているのだ。
自己省察と刺激
先週は遊び過ぎてしまった。今週も1日13件のZoomミーティングをこなしているが、今一つ調子が上がらない。気持ちの切り替えに悩んでいた矢先、最新のAI技術を活用した教育プログラムのニュースに出会い、大きな刺激を受けた。私たちの世代も、こうした新しい技術を学び、活用していく必要があるのだと実感した。
今年もあと3ヶ月。のんびりしている暇はない。新しい技術や考え方を学び、自己革新を続けていかなければならないのだ。
同世代の活躍者たち
調べてみると、同い年の有名人には多くの活躍者がいる。松重豊、河合俊一、木村祐一、川崎真世、野島伸司、肥後克広、京極夏彦、宮根誠司、松尾伴内、工藤公康、浜田雅功、いっこく堂、片山右京、唐沢寿明、ジョニー・デップ、ラッシャー板前、松本人志、福沢朗、蝶野正洋、リリー・フランキーなどである。
これらの同世代の人々を見ると、バリバリ第一線で活躍する人もいれば、年を重ねて円熟味を増す人もいる。それぞれが自分なりの道を歩み、輝きを放っているのだ。
未来への展望
「新人類」世代は、かつて従来の価値観に挑戦し、新しい文化を生み出してきた。今、還暦を過ぎ、その精神は失われていないことを願う。テクノロジーの進化や社会の変革に象徴されるように、私たちにはまだまだ挑戦の余地がある。
これからの時代、Z世代と呼ばれる若者たちと共存し、互いに刺激し合いながら社会を作っていく必要がある。私も、若い世代に嫌われない、輝く「爺」を目指したいと思う。年齢を重ねても好奇心を失わず、新しいことに挑戦し続けることで、今もなお「新人類」と言われ続けたいものだ。
還暦を迎えた今、私たちには新たな使命がある。それは、急速に変化する世界と若い世代をつなぐ架け橋となることだ。私たちの経験と柔軟性を活かし、世代を超えた対話と協力を促進することで、より良い未来を築いていけると信じている。テクノロジーを恐れるのではなく、それを活用して社会に貢献する。そんな「新人類」ならではの生き方を、これからも追求していきたい。

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