なぜピカソが世界で最も有名な画家となったのか。 この問いは、とある会食の席で堀江貴文氏が秋元康氏から投げかけられたものである。 秋元氏は続けてこう述べたそうだ。 「才能、感性、技術、鍛錬、革新性――これらはピカソの成功を説明するための要素として挙げられるだろう。しかし、最も重要なのは、ピカソが多作であったという事実である。彼は15万点とも言われる膨大な作品を生み出した。だからこそ、後世に残る画家となりえたのである」と。
凄腕経営コンサルタントである高森勇旗氏は、元横浜ベイスターズのプロ野球選手であった。
球団から解雇通知を受けた直後、彼は車の中で片っ端から電話をかけた。
その数は600人に及んだという。
スマホに登録されている知り合い全員に、これまでの声援への感謝を伝えたのである。その中の3人が「すぐ会おう」と返答し、これが高森氏の経営者としての転機となったという。
打席に立たずしてヒットはありえない。打席に立つことで、時にはファーボールを得ることもあるし、目をつぶって振り回せばホームランになることもないわけではない。 重要なのは、まず打席に立つことである。 目の前にある「やれること」を無視し、効率を追求しても意味はない。 成功者のノウハウは氷山の一角に過ぎず、水面下で見えない塩辛い作業が隠れている。 その作業の重要性は、海中に潜ってみて初めて理解できるものである。 失敗者の本はほとんど読まれることがないが、その中にこそ、本当の意味でのヒントが潜んでいる可能性がある。
株式会社スペースデータの創業者である佐藤航陽氏は、「成功の要因は運以外にない。成功の法則は後付けの理論でしかない」と述べている。 この言葉には一理あるかもしれない。 しかし、星飛雄馬世代としては、やはり努力と根性が大事だと考えたい。
例えば、多くの荷物を抱えてビルの上階に登ろうとする場合、エレベーターを探すのが賢明だと考えるだろう。 あるいは、ロボットを製作して解決しようと考える人もいるかもしれない。 あるいは、手分けして登る方法を模索する人もいる。 しかし、還暦を迎えた者としては、持てるだけの荷物を背負い、何往復もすることをお勧めしたい。 翌日は筋肉痛で寝込むかもしれないが、普段は通らない階段の踊り場に、何かしらのチャンスが潜んでいるかもしれないからだ。
毎週40人とのオンライン面談が予定されている。
時として弱気になることもあるが、それでも週末までテンションを高く維持し続けることが肝要だろう。
気合と根性は、老後のための積み立てだと割り切ってみるのも一つの考え方である。
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