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正しさの行方

  • 執筆者の写真: ncu807
    ncu807
  • 11月12日
  • 読了時間: 2分

誰が正しいのか。

この問いは、人が社会と関わり始めたその瞬間から続いている。


議論の場でも、職場でも、家庭でも。

私たちはいつも「どちらが正しいか」を確かめようとする。

だが、その正しさとは一体どこにあるのだろうか。


あなたの意見は、これまでの人生で見聞きしてきたものの集大成に他ならない。

そして、あなたが「答え」を求めて識者に尋ねたとしても、その識者もまた、自らの経験と価値観をもとに語っているだけである。

つまり、そこにあるのは「彼の正しさ」であって、あなたの人生における正解ではない。


世の中には「正しいこと」が溢れている。

ビジネスの教科書にも、成功者のスピーチにも、SNSのタイムラインにも、数えきれないほどの“正解”が並んでいる。

だが、それらを追いかけているうちに、いつの間にか自分の中の声がかき消されてしまうことがある。


経営の現場でも同じだ。

「常識的に考えれば」「業界的にはこうだ」——そんな言葉が飛び交う。

それは一見合理的に見えるが、本当にその判断は、自分の信念から出たものだろうか。

誰かの基準を借りた“正しさ”は、時に自分を遠ざけてしまう。


では、何を拠り所にすればいいのか。

それは、自分の中にある“誠実さ”だと思う。

他人と比べて生まれる正しさではなく、自分がどうありたいかという心の軸。

その声に耳を澄ませることこそが、本当の判断を導く。


判断とは、正解を探す行為ではない。

自分が何を大切にしたいのかを確かめる行為である。

その軸がある限り、結果がどう転んでも、そこに迷いはない。


誰かの正しさをなぞるのではなく、自らの誠実さを信じて歩くこと。

それが、混沌とした時代を生き抜くための唯一の道ではないかと思う。


「正しいかどうか」よりも、「自分にとって納得できるかどうか」。

その問いの方が、よほど確かな羅針盤になる。


そして最後に残るのは、たったひとつの答えだ。


正解は、自身で決めたもの。

それしかない。


ree

 
 
 

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