続けることに意味はあるのか?
- ncu807
- 6月27日
- 読了時間: 2分
2021/12/1に始めた経営者育成研究会の対談が、気づけば140回を数える。
さらに、「特別対談」として行ったものが5回。形式の異なるインタビュー対談も20回ほど実施していた。つまり、累計165回。期間にして3年7カ月。ほぼ週1回、月4回のペースでここまで継続してきたことになる。
なぜ、ここまで続けられたのか?
原点は、私が36歳のときに観た、あるテレビ番組だ。
『堀場雅夫のこころはベンチャー』。あのとき、堀場さんの語る言葉に心を打たれ、「自分もいつか起業したい」と本気で思った。実際、その後に起業へと踏み出す原動力になった。
だから私は、今こうして経営者対談を続けている。
あのときの自分のように、誰かが対談をきっかけに人生の一歩を踏み出すかもしれない。正直に言えば、この対談番組によって誰かが起業したかどうかは分からない。でも、いつかたったひとりでも「思い出しました」と言ってくれる日が来れば、それでいいと思っている。
この対談を通じて、すでに多くの経営者とご縁をいただいた。話を深く聞くことで、その人の価値観や歩んできた道が見えてくる。そして、その言葉がまた別の誰かの心に火を灯す。
現在、第4弾となる対談収録本の刊行準備も進めている。年内には形にしたいと思っている。記録として残すだけでなく、「出会い」と「思考」を共有するツールになれば嬉しい。
これからも、地道に、丁寧に、対談を続けていく。
それが、過去の自分への恩返しでもあり、未来の誰かへの贈り物でもあるからだ。

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