雨だれ岩を穿つ
- ncu807
- 7月4日
- 読了時間: 2分
2023年4月、ひっそりと始めた経営者マッチングサービスが、気づけば2年2ヶ月で3439件を数えた。延べ7千人以上の経営者にご縁を繋いできたことになる。月平均にして130件。決して派手な数字ではないが、一件一件に真剣に向き合ってきた積み重ねである。
その裏で、毎月200件を超えるWEBミーティングも同時並行で行っている。話を聞く、思いを汲み取る、未来を描く。経営者が次の一歩を踏み出すための対話こそが、この仕事の本質であると感じている。
実は、こうした活動の効率化や仕組みづくりには昔から興味があった。リコーで営業をしていた若い頃、「マイツール」というソフトで簡易プログラムを自作し、見積もりの自動作成や在庫管理システムを試作したこともある。あの経験が今の「仕組みを作る力」の原点であり、マッチングの運営にも生きている。
最近では、ChatGPTの活用にのめり込み、300以上のGPTsを自作している。AIは冷たいものではない。使い方次第で、人を繋ぐ心強いパートナーになる。大量の情報を処理し、最適な候補を瞬時に提案してくれるが、最終的に「ご縁」にするのは人の手であり、対話である。AIの力と人の想いが重なることで、より深く温かいマッチングが可能になるのだ。
私たちの目指すところは、単なる人と人の紹介ではない。その先にある新たな事業、イノベーション、そして地域の活性化までを見据えている。1件のご縁が、未来を変える力になる。だからこそ、これからも人の温もりとテクノロジーを掛け合わせ、より多くの経営者に新たな可能性を届けていきたい。

Comments