営業を始めようと思ったのはそれしかなかったからだ。
学歴もない。資格もない。何のスキルもなかった。
だから選びたくはなかった営業の世界に飛び込んだ。
営業のイメージは「ノルマがキツく厳しい世界」だった。
だから始める前は嫌で仕方なかった。
しかし始めてみるとそんなに苦でもなかった。
何よりも「ここで踏ん張らなければ後がない」そう思って取り組んだからかもしれない。
まず最初に心掛けたのが上司の指示を素直に聞くこと。
やる前から疑念や疑問を持っても意味がない。
まずは言われた通り行動してその結果を自分で咀嚼(そしゃく)すればいい。
「指示通りやります」
少し違うなと思っても笑いながらそう言ってやるだけやってみた。
すると結果は出るし上司の評価もよくなる。
意見を言うのは結果を出してからでいい。
次にやったのは売れる営業マンに学ぶこと。
会社でトップの成績の先輩や自分より先を走る同期に自分から教えを請いにいった。
場合によっては他の部署の上司や先輩にも機会を見つけては話を聞いた。
そのうち他社の営業マンや異業種のトップセールスマン・・・・
真似できるところは真似して出来ないモノはアレンジして実践してみた。
3つ目は周りへの営業である。
一番は仕入れ先や協力会社。
モノが無ければどんな営業マンも売れないのだ。
買ってやってやる・仕入れてやってやる・使ってやってやる はNGだ。
いざという時に協力してもらえない。そっぽを向かれてはどうしょうもなくなるのだ。
工事会社・運送会社さら言えば社内の関係部署や事務方がいてはじめて営業ができる。
この後も4・5・・・と営業について話せば切りがない。
会社員としての営業の仕方についてはいつか「営業塾」でもやってみたい。
営業にかかわり始めて30数年。
今は営業の世界に入ってよかったと思う。
多くの人と出会え且つ人を知ることができる。
どんな商品も売るとこができ究極は自分自身を商品にして売ることさえできる。
「生涯一営業マン」目指すはそれなのかもしれない。
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