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昔今

  • 執筆者の写真: ncu807
    ncu807
  • 2022年11月11日
  • 読了時間: 2分

「お前 いっこも出来てへんぞ はよ会社に戻れ!」


NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」で主人公舞の幼なじみ貴司は先輩の電話で会社に呼び戻される。

休みのしかもクリスマスの日に。

時代背景が今から10年前だとしてもかなりブラックな企業にお勤めのようだ。


私が20代の頃に勤めていたリコーの販売会社では完全週休2日と言いながら土曜出勤が当たり前という営業所もあった。

「今月の売り上げが未達なのにのうのうと休む神経が信じられない。」などと詰められるのが普通だった。


月に1~2回「決定デー」と称して営業本部に100名くらいの営業マンが集められる。


その日は必ず成果・結果を出さねばらない恐ろしいイベントが開催されていた。



営業所毎に今月の目標数字・前日までの実績・当日の契約獲得目標を発表する。


営業所のみならず営業マン一人一人が集まった全員の前で宣言させられるのだ。

朝は目標値の宣言で夕方はその結果発表だ。

「芳永発表します。今月の売り上げ目標〇〇万それに対して現状□□万進捗△△%。

 本日が●●製作所のコピー機何台◎◎万円 決めてきます!!」


と宣言する。


そして夕方までになんとかお客様から契約書を頂いて戻ってくる。


頂いたときは拍手で賞賛されて良いのだがそうでなくても皆の前でひとりひとり発表させられる。


「決まりませんでした。のこり○○日これだけの見込み客があり必ず目標をやり切ります。」

そこに怖い営業所長の怒号が飛ぶ。

「貴様 今の進捗を言ってみろ!」

売上の悪い営業がターゲットだ。

ある意味それは公開のつるし上げに近い。




月末が近いころにその行事がおこわれるとさらに恐ろしい。


「欠陥者会議をやる。ノルマに対して45%以下のものは決定デー終了後にこの場に残れ!」

(欠陥者ってなんだよ。。。)


ひとりひとり前に出されて営業部長自ら叱咤激励してくれる。

「キサマ 何をやっとるんだ!!!!!」


今の会社でそれをやったら完全にアウトだ。

しかしそんな営業会社は昔はざらにあった。


たまに思い出して懐かしく笑えたりもする。

父は生前「今の若いものは。。。。」と言った。


私も「今の若いものは。。。。」と言いそうになる。

生きてきた時代背景が違うのだから仕方ない。




組織より個が重要視される時代。

多様な個を尊重する世の中だ。

悪いことではない気がする。

ならば個としてどう生きるべきか?

どう歩むべきかが問われるのだろう。


冒頭の言葉。

「お前 いっこも出来てへんぞ はよ会社に戻れ!」

誰が誰に対してどういう思いで言い聞く側がどう思いどう感じるかですべてが変わる。


そんな言葉のやりとりが長い時を超えてもなお笑いあえるのであればそれは有りかもしれない。

ree

 
 
 

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