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プロフィール
登録日: 2020年10月30日
記事 (485)
2026年1月20日 ∙ 2 分
帰還、そして空気の変容
昨日、出張から戻った。 新千歳空港のタラップに降りた瞬間、空気が変わった。 肺の奥まで刺さる冷気。 数時間前まで身を置いていた都市の熱とは、はっきり違う。 東京の空気には、動かす力がある。 人も情報も密集し、多少の歪みや曖昧さは 「スピード」という熱で溶かされていく。 止まらないこと。 前に進んでいる感覚。 それ自体が、正しさになる場所だ。 一方で、札幌の空気は違う。 すべてを静かにし、余計なものを許さない。 勢いでは誤魔化せない。 構造の弱さは、そのまま寒さに晒される。 ここに立つと、自然と問いが変わる。 いま目の前にあるこの「形」は、熱が引いたあとにも残るのか。 この寒冷の中で、無理なく動き続けられる骨組みを持っているのか。 加速よりも先に、持続が問われる。 同じ計画であっても、評価の基準は微妙に、しかし決定的にずれる。 だから私は、「揃えない」という選択をする。 全国一律。 全社共通。 机の上では、美しい言葉だ。 だが、あのタラップで感じた温度差を無視して同じ論理を押し付けるのは、合理ではなく、ただの怠慢だと思っている。 東京の基準を、そのまま地方に持ち込まない。...
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2026年1月18日 ∙ 2 分
経営者の前に人である
最近、あらためて思う。 経営とは、知識を増やすことでも、正解を集めることでもない。 結局は、人として、どう在ろうとするか。 その問いから逃げない姿勢そのものである。 私は、経営者育成研究会という場を2021年10月に立ち上げた。 当初、この取り組みが歓迎されていたとは思っていない。 毎日メッセージを送り続けたことで、煙たく思った方も多かったはずである。 それでも、続けた。 人を集めたかったわけでも、数を増やしたかったわけでもない。 ただ、良い経営者が集まる場所をつくりたかった。 私にとって「良い」とは 真面目であること。 思いやりがあること。 そして、謙虚であること。 売上や規模、肩書きの問題ではない。 人として、どう在るか。 それだけである。 良い人が集まれば、場は自然に良くなる。 良い場になれば、さらに良い人が集まる。 私は、その循環だけを信じてきた。 そして今日、約100名の経営者が一つの場に集まる。 これは成果でも、到達点でもない。 目的を急がなかった結果だ。 世の中は、早く答えを出すことを求める。 すぐに成果を語りたがる。 しかし私は 「まだ答えにしなくていい時間」...
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2026年1月15日 ∙ 1 分
99という数字の手前で
交流会の参加者数が、99名になった。 来週月曜に予定している、研究会主催の交流会の話だ。 定員や規模感だけを見れば、十分に成立している状態とも言える。 それでも、判断を確定させない感覚が残っている。 昨年4月、札幌で開催した交流会は100名だった。 当時、人数を揃えること自体を目標にしていたわけではない。 ただ、振り返ってみると、99と100の差は、感情ではなく構造として後から効いてくる。 参加者が増えれば、接点は広がる。 一方で、関係性の解像度は下がる。 少人数であれば判断は揃いやすいが、閉じた系になりやすい。 どこを適正とみなすかは、成果ではなく、どんな環境を前提に置くかで決まる。 今回、99名という状態を、成功とも不足とも呼ばない。 100に届かなかった、という評価軸も採用しない。 この交流会は、規模の達成度を示す場ではなく、判断基準が自然に共有される状態を確認するための設計だからだ。 数字は観測結果であって、意図そのものではない。 意図を見るときは、結果を一度横に置く必要がある。 99という数は、その姿勢を保ったまま眺めるには、都合のいい位置にある。...
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