まさしく『社長の右腕』が目指す未来
〜100年後の未来を守るために〜
髙橋明美(以下髙橋):本日のゲストはライトアーム株式会社代表取締役、妹尾建二様でございます。そしてNCU合同会社CEOで経営者育成研究会代表の芳永尚、私は進行の髙橋です。本日もどうぞよろしくお願いいたします。
本日は「社長の右腕が目指す未来。100年後の、日本の未来を守るために」こちらをテーマにお話を伺います。はじめに、妹尾社長のご経歴をかんたんにご紹介させていただきます。
妹尾社長は、航空自衛隊からITエンジニアに転身、その後、目標としていたITコンサルタントになられました。コンサルティング開発部長、自社サービス開発などに従事した後、ライトアーム株式会社を創業されました。現在、八期目になられるそうです。
会社を成長させる最も重要な要素は人材。日本の未来を担う人材を、お客様と共に会社の成長に寄与できる人材に育て上げることを目標に掲げていらっしゃる妹尾社長のお話を伺いたいと思います。
芳永尚(以下芳永):妹尾社長、本日はどうもありがとうございます。社長にお会いしてからすっかりファンになりまして、こうしてお話しできることを楽しみにしておりました。よろしくお願いいたします。
もう少し詳しく、現在に至るまでの経緯をお聞かせていただけますでしょうか?
妹尾建二(以下妹尾):当社は2016年に創業し、現在八期目を迎えております。事業内容は企業成長支援事業、コンサルティング、システム開発など多岐に渡ります。五期目にコロナの影響で売上げは微増となりますが、そこから立て直し、前期には二桁億を達成、今期は17億、来期、再来期には30億を目指しております。
私は、1976年2月に岐阜県可児市で生まれました。幼少期はあまり良い思い出がなく、12歳の時に大ケガをしまして、一年間寝たきり生活で歩くこともできませんでした。そのため学力は下がり運動などもちろんできず、落ちこぼれてしまいました。学校に行ってからはいじめに遭い、結果的にヤンキーになってしまったんです。高校は当時「ビーバップ・ハイスクール」という漫画が流行りましたが、本当にあのままだったんです。「こんな世界が本当にあるんだ!?」とビックリしました。高三になる頃に「このままじゃさすがにやばいな」と思い、必死に勉強してなんとか航空自衛隊に入隊することができました。その時、「自分、勉強もやればできるんだな」と。自衛隊の学校では全体から優秀者として二人表彰されるのですが、そのうちの一人に選ばれたり、英語の弁論大会では全国で準優勝したり。なんだかこの辺から急に人生が変わっていったというイメージがありましたね。努力することを覚えたという感じです。
23歳の時に5年任期満了で自衛隊を除隊し、エンジニアに転身してIT業界に入ります。名古屋で働いていましたので、結局トヨタ関係の仕事ばかりなんですね。「このままでは世界が狭くなっちゃう……」ということで、26歳で上京しまして、30歳で念願だったITコンサルタントになりました。当時はドコモのコンサルをやらせていただいて、その後、紆余曲折があり、大手では豊田通商とかscskといった従業員が数万人といった企業から、中堅の上場企業のベンチャーなど、さまざまな会社を渡り歩いてきました。
先ほどご案内がありましたが、開発部長とかコンサルティングとか新規開発などもやっておりました。そして39歳11か月のとき、まもなく40歳というタイミングでライトアームを創業することになります。現在47歳です。
昨年、一年かけて『天命』について考えた末に、やっと自身の天命を見つけることができたかなと感じております。
芳永:ドコモさんのお仕事もされていらっしゃったんですね?
妹尾:そうです。昔、板倉雄一郎さんが立ち上げた、株式会社ハイパーネット(1991〜1997)という会社がありまして、ビル・ゲイツからアポイントの連絡が直接来るような会社だったらしいんですね。ハイパーネットは倒産しますが、倒産前に抜け出してドコモに行ったのが、あのiモードを立ち上げた夏野剛さん。「移動式電話」を「移動式情報端末」に生まれ変わらせたい、つまり「インターネットが使える端末にしたいんだ」と。その技術を支えていたのがテックファームだったんです。そのハイパーネットで副社長をされていた筒井雄一朗さんが創業されたテックファーム株式会社に私も在籍していた、という繋がりでドコモと長くお付き合いさせていただきました。
芳永:そうだったんですね。ちょっと話は戻りますが「自衛隊からエンジニアに」、これはどうしてだったんですか?
妹尾:私は1994年に入隊したのですが、95年に「windows 95」が発売されました。そこでビル・ゲイツという名前が出てきて、次にスティーヴ・ジョブズ、どんどん後に続いてジェフ・ベゾスとかイーロン・マスクとか。一方で日本ではソフトバンクの孫正義さんとか楽天の三木谷浩一さんとか、これからはITがくるぞ、と、時代の地響きみたいなのが聞こえたんです。自衛隊も安定した仕事ではありますが、なんだかもう身体がぞくぞくしてきて。「これ、自衛隊じゃないな」と思いITの勉強をして、「いつか自分も成功者になるんだ」と、自衛隊三年目に通信教育でプログラムの勉強を始めて、5年満期で除隊してエンジニアになったんです。
芳永:そういう経緯だったんですね。ありがとうございます。さて、本題に入ります。『天命』のお話を聞かせていただけますか?
妹尾:今(収録当時)、僕は47歳ですが、僕らの世代って良くも悪くもそういった成功者を見て育ったんです。テレビでもインターネットでも常にちやほやされていて、書店で「成功の秘訣」みたいな書籍が平積みになっていて。僕もたくさんそれらの本は読みました。経営者になったら大富豪になってメディアにもてはやされないと成功とは言えない、みたいな風潮の中で育ったせいで、僕もそういうのを目指すんだと、正直思っていました。
たとえ話ですが、1945年の第二次世界大戦終戦直後、東京は焼け野原。僕らが教科書でしか見たことのないような風景です。これを当時10代20代の子たちはすごく悔しい思いをして、家族や友人を喪ってしまった彼らが敗戦を受けて「次は負けないぞ」とはとても思わないですよね。「もう二度とこんな戦争はゴメンだ」と。自分たちが頑張って経済を立て直すんだとやってきたわけです。それからたったの80年。日本がこのような発展を遂げたのは、やっぱりその時の経営者たちが凄かったのだろうと思うんです。松下幸之助、本田宗一郎、盛田昭夫などが率いて名だたる企業が世界に出ていったわけです。みな根っこに同じ「日本を立て直す」っていう意志を持って。
僕たちはそんなバトンを正しく受け止めているのだろうかと疑問を感じていまして。経営者をやっていると、週4、5回、ほぼ毎日のように会食があるんです。いろいろな経営者の方とお会いするのですが、会話がいつも「◯◯さんはどうして成功したのだろう?」とか、「それ、どう思いついたの?」っていう勝利の方程式を聞きたがる、シェアしたがるんですね。成功してる人たちは「どうやって資産運用して増やしてるの?」と、お金の話になるわけです。そして、もう子どもがいる世代ですから「子どもにはどうやって財産を残すの?」「相続税も贈与税も高いよね。どうやって税金回避しているの?」という会話で盛り上がるんですよ。
また、今の若者って自分の成功の話をするんですよね、成功のための秘訣を。
そりゃこの世のなかどんどん悪くなるなって感じていますし、自分の子どもや孫の世代の未来なんてとても明るいとは思えないのに、どうして僕らは相変わらず自分たちの成功の会話してるのだろうって、ずっと思っていました。天命というのは、僕がこの百年後の日本の未来を守るんだと、自分はそのために生まれてきたんだと言い聞かせて、「これが自分の道だ」というのを見つけた、ということなんです。
論語では四十で不惑、五十で天命を知るとありますよね。僕46歳になった時、思ったんです。あと四年後に「僕は天命を知っているのだろうか」って。50歳なのに天命を知らなかったら、論語から逸れちゃっているその他大勢になってしまう、それは嫌だなって思ったんです。本当に一年間そればかりを考えて生きてきました。
芳永:正直言いますとね、そういうことを考えている人はいないわけではないと思います。でも、問題はそれを世に問うというか、自分自身で言葉にして外に出せるかどうかが分岐点のような気がするんですよ。
それを正々堂々と語っているのが、本当に妹尾さんのすばらしいところだなって。ところだなんて失礼なんですけど、そう思っているんです。やっぱり口に出さない限り人って行動に起こせないし、口に出して初めて自分自身を律することができるような気がするので、そこを体現されておられるのが、すごくいいなと思いながらいつもお話を伺っています。
妹尾:ありがとうございます。おっしゃるとおりで、発言することって実は怖くて、「おまえなんかが何言ってんの?」と思う方もいらっしゃるでしょうし、口に出した以上、途中で引き下がれば「口だけじゃん」となってしまいますので本当に覚悟が必要ですね。ただ、それを支えてくれたのは社員だったと思っていまして。弊社は自社の事業をたくさんやっていますが、入社した子たちに言っているのは、「ここで必死に頑張って結果を出すことができれば、収入もお休みもどちらも増える仕組みなので、時間とお金を自分に投資して、うちから羽ばたいて日本を支える経営者になってほしい」と。社員からすれば「いきなり日本を支えてくれなんて」ということになるわけですが。それは社員が一丸とならないと実現できないことなので、そのために社員一人ひとりと面談をして、それで去る子がいたらそれはそれでしょうがないと。そしたら全員が「ついて行きます」と言ってくれたんです。そのうち何人かは涙を流しながら「この会社に入って良かったです」と言ってくれたことが、僕の力になった、後押ししてもらったなと思っています。
芳永:ありがとうございます。では、今行なっている事業について教えていただけますか?
妹尾:はい。企業成長支援事業という事業を立ち上げました。Growing Company One Thousandの略で、成長している企業を1000社、集めます。ただ、成長というのは実績だけではなく、「経営者の志」が高く「頭脳明晰」で「人間力」も「行動力」もあって「実績」が伴っている。この5つの条件を満たしている経営者の方のみで、実績の部分もかなり敷居が高くなっていて、上場企業か上場準備中N期からNマイナス3期または未上場でも構わないので、年収10億以上のいずれかで、かつ売上、経常利益のいずれかが前年度比10%アップしていること。もちろんその経営戦略の中で事業ピポットすることもあるのでここは正確に言いますと二年連続で粗利、経常利益、売上のいずれかがアップしていないとダメです。
一年目は下がってもいいんです。許容範囲内です。ただ、2年連続で下がると経営手腕が問われますので、一度休会していただくか退会していただきます。ただし2年後、しっかり戦略を立ててアップしている会社には、私たちが自信を持って人材の紹介もしますし、その人たちを命がけで支えて一緒に育ちましょうと言える企業と定義づけておりますので、かなり募集条件は厳しいです。実際、お声がけしている8割以上の企業様に入っていただけていて、残りの2割は共感はいただけますが、どうしても時間がとれないとお断りされるケースがあります。これが説得力という先ほどの話になるのですが、今年これに1億をかけます。システム開発と人材だけで1億かかるのですが、それでも1年間、お金はいただきません。会費無料でやっています。
もう少し詳しくお話ししますと、システム開発だけでおそらく3000万ぐらい。残り運用の人件費で7000万ぐらいかかるだろうなと思っています。弊社の社名は「ライトアーム(右腕)」、前提が社長の右腕なんです。会員様に「右腕」として担当が付くのですが、この人件費がめちゃくちゃかかります。担当者1名当たり20社までなので、1000社を目指すためには、最低50名必要です。あとはシステム開発や運用のメンバーとかが必要ですので、今年だけでトータル1億ぐらい、というわけです。
芳永:1年間無料という決断がすごいですね、ありがとうございます。では、妹尾社長から次世代の経営者に向けての提言などいただけますか。
妹尾:提言っていうとちょっと偉そうで言いづらいのですが、伝えたいというか共有したいことは、教育こそが日本の未来だと、あらためて今思っています。一般的に大学卒業まで、0歳から22歳まで親が育てるとしますよね。そこに小学校、中学校、高校、大学と、六年、三年、三年、四年っていうふうに他人が育ててくれる時期が被りますね。
これを卒業した瞬間、親の教育も学校の教育もなくなって、いきなり企業に入ってくるわけですよ。この瞬間というのは生まれたての赤ちゃん、ビジネスパーソンとして考えると本当に赤ちゃんなんです。なんでも鵜呑みにしてくれるという。だからこそ、企業側の教育の責任というのが重くのしかかっているのです。ここで間違った価値観を植え付けてしまうと、その子たちもそれが正しいと思って育つので、もし「成功して金を稼ぐのが正義だ」と社員に伝えていたら、みんなそうなってしまいますよね。でも、弊社では僕が二言目には「これ、日本の未来に繋がっているの?」と尋ねるので社員たちもそこが基準になるんです。
日本の未来のために僕ら経営者が先陣を切って若手の育成に力を注いでいただきたいと考えています。
教育が社員のモチベーションを向上させるということはやってみて感じます。今の若い子たちって、ゆとり世代とかさとり世代とかって揶揄されていますが、この子たち僕らの詰め込み世代とは違うので、哲学的に自分と向き合う時間があったんですね。そういう中で、社会貢献とか自己実現とか、パーパス経営みたいのが今騒がれてる理由と背景もあると思うんですね。この子たちをそういうふうに正しく育てるとみんなの目の色が変わってモチベーションがめちゃくちゃ上がります。そんなことを一緒にやりながら、最終的に私たちと一緒に日本の未来を支えていただきたい、っていうのが私から次世代の経営者にお伝えできることかなと思っています。
芳永:ありがとうございました。
髙橋:ブライダルの事業もなさっているということで、すごく親近感が湧いているのですが、この辺りも少しお聞かせいただけますか?
妹尾:現在の日本の離婚率ってご存じですか。35%です。50%まで上がるって言われていて、その原因のひとつが、実は女性の社会進出です。女性が社会進出して力を持つとパートナーのことが好きじゃなくなってきた時に我慢する必要がないので、離婚となるんですね。理由というか因果関係は恐らく正しいと思います。じゃあ女性の社会進出をやめてくださいなどというのは、それこそナンセンスな話ですよね。
自分ごとになりますが、僕が10歳の時に両親が一度離婚しまして、その後再婚したんですが、18歳の時にまた離婚しました。両親が離れるって、経済面以外にもいろいろな点ですごくつらい思いを子どもはするわけで、女性の社会進出はしっかりと促進しつつも、離婚率を下げる方法はないかっていうのを考えました。それが今、世のなかに増えているマッチングのシステム。これは非常に有効だと考えています。多くの方は、たとえば社内恋愛だとか、友だちの紹介だとかっていうけっこう狭い世界で自分の伴侶を見つけるんですよね。好きになっちゃうと悪い部分も「あばたもえくぼ」というたとえがあるように、見えなくなりますよね。恋愛して結婚して子どもが生まれて子どもが巣立つころには、お互いに昔のときめくような愛情はなくなり、家族愛ってのはあるかもしれませんが。基本的には恋愛感情はほぼなくなるだろうなと僕は思っていて、その時に、好きだったころはフィルタリングされて見えなかった嫌な部分が極端に悪く見えるようになる。よって離婚に至ると。恋愛感情がなくなる前提で考えると、価値観とか思想とか宗教も含めて全部細かく可視化してマッチングすればいいのだと思うんです。たとえば奥さんがキッチンを片付けるのが嫌いだとする、でも旦那はそれは気にならない。これなら奥さんはキッチンを片付けなくていいですよね。そこって結婚する前にチェックはしていませんよね。マッチする方法はいっぱいあって、これから世のなかどんどんマッチングが主流になっていくと踏んでいます。ですから「私、結婚するの」って言われて「どこのマッチングサイト?」って聞いて、「社内恋愛なのよね」って返ってくると「大丈夫なの?」と。そんな時代が来ると思います。
髙橋:私も司会をするので新郎新婦とお話しする機会が多いのですが、マッチングサイトで出会ったカップルって実は多いんですよ。
妹尾:増えてきましたね。だから3年後ぐらいに「離婚したの」「だから言ったじゃない、社内恋愛なんかダメだって」っていう時代は本当に来ると思っています。
髙橋:それでブライダル事業ということなんですね。
妹尾:はい。まあ僕自身が両親の離婚を経験しているので、離婚率を減らせるといいなと思いまして。
髙橋:採用の基準を教えてください。
妹尾:基準は3つしかありません。僕、漫画の「ONE PIECE」がすごく好きで、麦わらの一味みたいな一味を作りたいんですよ。
まず、土日も遊びたいと思えるぐらいめっちゃ好きになれる子、これ結構大事だと思うんです。職場でお昼ごはん食べようと思って休憩室へ行くと、そこに苦手な人がいたら隣で食べられないじゃないですか。僕ら社員同士みんな好きなので、誰がいてもうれしいんですよ。
これは仕事にすごく影響します。たとえば営業の中途採用などで応募者の面接の時「この子めちゃくちゃ売るだろうな」と思う子、いますよね。でも、人間的に好きになれそうにない子って結構多い。だから好きになれるってのはすごく大事だと思います。
あとリスペクトできる子。ゾロもサンジもナミもチョッパーも、仲間たちってみんな自分の役割をまっとうするんですよね。これが2つ目です。
3つ目は絶対裏切らないこと。仲間のためなら命がけで一目散に駆けつけてくれる仲間である、というこの三つしか見ていないです。
妹尾:基準は3つしかありません。僕、漫画の「ONE PIECE」がすごく好きで、麦わらの一味みたいな一味を作りたいんですよ。
まず、土日も遊びたいと思えるぐらいめっちゃ好きになれる子、これ結構大事だと思うんです。職場でお昼ごはん食べようと思って休憩室へ行くと、そこに苦手な人がいたら隣で食べられないじゃないですか。僕ら社員同士みんな好きなので、誰がいてもうれしいんですよ。
これは仕事にすごく影響します。たとえば営業の中途採用などで応募者の面接の時「この子めちゃくちゃ売るだろうな」と思う子、いますよね。でも、人間的に好きになれそうにない子って結構多い。だから好きになれるってのはすごく大事だと思います。
あとリスペクトできる子。ゾロもサンジもナミもチョッパーも、仲間たちってみんな自分の役割をまっとうするんですよね。これが2つ目です。
3つ目は絶対裏切らないこと。仲間のためなら命がけで一目散に駆けつけてくれる仲間である、というこの三つしか見ていないです。
髙橋:社長の心の琴線に触れると採用されるということなので、我こそはという方はぜひお応募していただきたいと思います。今後の展開について教えていただけますか?
妹尾:会社の成長はまず人からということですから。良い人材を供給し、教育にも関わっていきたいと思っています。まず人材関係をこの先もどんどん伸ばしていきます。
あとはファシリティですね。去年から立ち上がった事業なのですが、僕はパフォーマンスは3つの掛け算だと思っていまして。本人の能力、モチベーション、そして環境なんです。これが掛け算みたいになって、数値化すると実は社員のパフォーマンスと結構マッチするんですよね。どんなに能力が高くてもモチベーションが低いとどうしようもない。逆に、まだまだ能力が足りなくてもモチベーションがめちゃくちゃ高いと仕事量で凌駕するんですね。どちらを高めてもいいのですが。もう一つの要素が環境だと思っています。社員がパフォーマンスをしっかりと出せる環境を作ってあげる。オフィス環境って軽視されがちですけど、僕は逆に重要視していて、オフィスを選ぶために仲介から施工っていうところをワンストップでご提供する、ここを伸ばしたいと思っています。
あとは医療です。病気にならないということと、病気を早期に発見し早期に解決するっていうこの一連の流れを事業として持ちたいと考えています。
髙橋:今後のご成長が楽しみですね。今日はすばらしいお話をありがとうございました。
芳永:妹尾社長、今日は本当にありがとうございました。
妹尾:ありがとうございました。失礼いたします。
2023年3月6日収録