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かしわ天が絶品

  • 執筆者の写真: ncu807
    ncu807
  • 1 日前
  • 読了時間: 2分

今日は札幌近郊当別町の人気うどん店「かばと製麺所」に行ってきた。到着してから注文まで、ちょうど1時間待ち。ようやく食べた「ぶっかけうどん(450円)」と揚げたての天ぷらは、待ち時間を忘れるほどのクオリティだった。店を出たのは13時過ぎだったが、その頃には行列はさらに伸びていて、最後尾の方はおそらく1時間半は腹を鳴らし続けることになるだろう。

この店は、冬の吹雪の中でも行列が絶えないという評判を聞いていたが、それも納得だった。人気店はやはり違う。そこには、しっかりとした理由と戦略がある。

例えば、行列に並ぶ人のために50席分ほどのベンチが用意されている。さらに、うどんを打つパフォーマンスが並びながら見える位置にあり、注文方法も明確に掲示されている。うどんと天ぷらを盛り付ける様子が見える配置も工夫されていて、目で見て「食べたい」と思わせる演出になっている。

レジでは、笑顔のスタッフが自然なトーンで商品オプションを提案してくる。もちろんキャッシュレス決済対応。うどんはしっかりしたコシがあり、つゆの深みも見事。揚げたての天ぷらは本当に圧巻だった。

売れる店には、売れるだけの理由がある。そして、儲かっている企業には、必ずその裏付けがある。現場に足を運んで、その空気を肌で感じると、机上ではわからない“納得感”がある。結局のところ、目新しいことや派手なアイデアではなく、「当たり前のことをちゃんとやっているか」にすべてがかかっている。客を待たせるのではなく、待っている時間さえも価値あるものにする工夫。わかりやすさ、気持ちよさ、美味しさ、そして笑顔。どれも特別なことではない。だが、それを一つひとつ丁寧に積み重ねていく。これこそが、本物の経営の力だと感じた。

当たり前のことをチキンとやっている以外にない。言い換えれば、それを最後までブレずにやり続けられる企業が、結果として「選ばれる存在」になるのだと思う。


 
 
 

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