AI三者会議と未来
- ncu807
- 11月22日
- 読了時間: 2分
私は2028年11月23日、経営者育成研究会の代表を降りる。
その日付を明確に意識したとき、ではそれまでに何をすべきか――この問いが静かに立ち上がった。
手始めにChatGPTへ相談した。
すると、組織移行、ナレッジ体系化、AIとの共存モデルなど、多岐にわたる提案が返ってきた。
今度はその回答を今度はGeminiにそのまま投げかけ、「GPTはこう言うが、あなた(Gemini)はどう思う?」と尋ねた。するとまた別の角度からの見解が返ってくる。
その回答を再びGPTに問う。
気づけば、AI二人と私の三者会議が延々と続いていた。
議長役は私である。
議論を深めるのも、打ち切るのも、次のテーマへ橋をかけるのも私の裁量ひとつである。まるで、多様な専門家を相手に経営会議を行っているようで、ふと可笑しさすら覚えた。
しかし、この構図を俯瞰したとき、ある未来像が鮮明になった。
これからの時代は、一人社長が AI営業部長 に AI経理部長、 AIマーケ担当、 AI広報室長 を従えて事業を展開する時代になる。
つまり、少人数組織どころか、“一人で複数部署を持つ経営” が当たり前になる未来である。
さらに、その先にはこうした景色もあるだろう。
人がAI社員を束ね、やがては複数のAI社長を従えるホールディングスを形成する。
ひとりユニコーン企業が誕生する日も、もはや空想の話ではなく、時間の問題かもしれない。
では、代表を降りるまでの私に必要なのは何か。
それは「人がAIと共に運営する新しい組織モデル」を実証し、次の世代に引き渡すことである。
経営者育成研究会が掲げる“自立・自走・つながり”というビジョンを、AI時代の文脈へと更新していくことである。
AIに任せる領域と、人が担うべき本質。
判断の境界線を曖昧にしないまま、両者の強みが循環する仕組みをつくる。
その土台があれば、私は安心して代表を降りることができる。
そして何より、この三者会議のように、
「問いかける力」こそが次の時代の経営者の価値になる と確信している。
では今日もまた、ひとつ問いを投げてみよう。
未来の組織は、どこまでAIと共に歩むべきか?
この問いこそが、私が降りた後の未来を形づくる道標となるだろう。




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