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三年後を見据えて、いまここで会う意味

  • 執筆者の写真: ncu807
    ncu807
  • 8月21日
  • 読了時間: 2分

経営者育成研究会のリアル交流会は、年に数回だけの特別な場である。

一堂に会する人数はおよそ百名。数だけを見れば珍しくないのかもしれない。だが、この場に集う空気には、他では味わえない独特の緊張感と温もりが同居している。

今年は1月20日に品川で80名、4月15日には札幌で100名が集った。

そして次は来月9月中旬、大崎を舞台に昼と夜の二部構成で開催する。

ありがたいことに、夜の部のチケットは開催一か月前に完売。昼も残席わずかとなった。

数字としてはただの「完売」である。しかし、私にとってはその背後にある一人ひとりの顔が浮かび上がる。声をかけ、約束を交わし、足を運んでくださる。その事実が、何よりの力になる。

あえて言っておきたい。

この交流会には「特別な仕掛け」はない。

華やかなセミナーもなければ、有名タレントを呼ぶこともない。

ただ単に、私が声をかけた経営者が集い、思いを交わすだけである。

にもかかわらず「良い会でした」と口々に言っていただける。

少しばかり調子に乗るが、我ながら驚異の集客力だと感じる。

唯一の特典を挙げるとすれば――「生の芳永に会える」ことくらいだろうか(笑)。

経営者育成研究会は約4年前に始まった。

これまでにないコミュニティをつくる。そう思って動き出したが、実はその「青写真」を世間に公表したことはない。

私の頭の中には、輪郭のはっきりしない構想がある。

それをリアルの場で、ほんの断片だけ語る。

その積み重ねで今日まで来た。

そして、すでに公言したとおり、2028年11月23日。

私は自ら代表の任を解く。

残された3年間。

その時間をどう過ごすのか。

私は毎日10人以上の経営者と会い、語り、耳を傾け続けるだろう。

新たな出会いに導かれ、縁を重ねながら、やがて肩の荷を下ろす日を迎えたい。

だからこそ、来月の大崎が楽しみで仕方がない。

ただ集まるだけの場に見えて、その一日が私にとっては未来への大切な一歩になる。

画面越しではなく、文字でもない。

肉声で、いまの思いを届けたい。

三年後を思い描きながら、いまを全うする。

その往復の中に、私の時間は流れている。

そして――あなたは、3年後にどこに立っているだろうか。

できることならまた考える時間を共有いただきたい。


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