掘る前に考えるな
- ncu807
- 9月15日
- 読了時間: 2分
起業を志す人や、これから自分で何かを始めようとしている個人事業主とお会いする機会が多い。
その中で、ある共通の傾向に気づくことがある。
多くの人が、「決める」ことに時間をかけすぎているのだ。
やるか、やらないか。
今か、あとか。
この方法か、あの手段か。
たしかに、考えることは大切だ。
準備することも、選ぶことも、間違ってはいない。
けれど──その前にまず動いてみるという視点が、いつも抜け落ちているように思う。
金脈は、掘ってみなければわからない
「どこに金脈があるのか教えてください」と訊かれるような質問が多い。
正直に言うと、それは誰にもわからない。
やってみて、初めて見えてくるものだ。
地図を眺めていても、宝は出てこない。
それがどんなに詳細で、正確で、確かな情報であったとしても──
掘ってみなければ、金脈は見つからない。
にもかかわらず、まだ道具を探している人がいる。
スコップを買うか、ツルハシにするか、あるいは人に借りるか。
その間にも、誰かがそこを掘り始めているかもしれないのに。
道具がなければ、手で掘ればいい
整った環境や、万全の準備がなければ始められないと考える人は多い。
けれど実際に結果を出す人たちは、あるもので始める。
今、手元にあるもので──いや、最悪の場合、素手ででも掘り始めるのだ。
立派な道具を探しに街へ出かけて戻ってきたとき、もうその場所には他の誰かの名前が刻まれているかもしれないのだ。
動きながら考える。それしかない
じっと考えていても、何も生まれない。
頭の中で練られた完璧な計画も、実行されなければ何の意味もない。
大切なのは、「動きながら考える」こと。
走りながら軌道修正する。
掘りながら柔らかい地盤を見つけて、少し方向を変える。
やってみて、ダメならやり方を変えればいい。
まずは、今すぐにできることをやってみてほしい。
SNSに投稿する。
人に声をかける。
小さくても、一歩踏み出す。
なにから掘り始めるかは、あなた次第である。
だが──掘り始めなければ、何も見つからない。
まずは小さくても良いから一歩踏み出してほしい。




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