爺、AIとともに経営者を探す日々
- ncu807
- 8月19日
- 読了時間: 2分
私は62歳である。
以下に、現在のSNSのフォロワー数を記す。
Facebook 5600
LinkedIn 2161
Instagram 1751
TikTok 1903
他にも一通りのSNSには手を出している。
何をしているのか?──経営者を探しているのだ。
見つけては調べ、アプローチできる相手にはすかさずメッセージを送る。
この習慣は、もう4年続いている日課である。
昨年11月までは、一件ずつGoogle検索を使って会社の内容を調べ、文面を考え、アポを取ってきた。
一日に何件も対応するとなれば、それなりに時間も体力も必要になる。
地味な作業だが、私にとってはまったく苦にならなかった。
なぜなら、そこに人と人との“可能性”があると信じていたからだ。
ところが今では、その作業のほとんどをChatGPTが肩代わりしてくれている。
自前で作成したGPTsが、名前と企業名、そしてホームページのアドレスさえあれば、瞬時に必要な情報を収集・解析してくれる。
必要に応じて、相手に合わせたメッセージの文面まで出来上がるのだから驚きだ。
たった数分で、以前やっていた頃とは比較になら無い短時間で作業が完了する。
試しに一か月間、GPTの力を使って500通のメッセージを送ってみた。
その結果、14%の確率でアポイントが取れた。
なかなかの戦績である。
AIを導入したからといって、すべてを任せきりにはしていない。
文面のニュアンスやタイミング、フォローアップのやり取りは、あくまでも人間の役割である。
ただ、明らかに「人がやるべきでない作業」から解放されたことで、私はもっと創造的で、人間的な部分に集中できるようになった。
こんな話をすると、「62歳でそんなことを?」と驚かれることも多い。
確かに、いい歳の爺さんかもしれない。
だが、そこら辺の若者に負けないくらい、いや、下手をすればそれ以上にAIを駆使しているという自負がある。
年齢はただの数字でしかない。
学ぶ意志と、使ってみる勇気さえあれば、今の時代は誰にだって可能性が開けている。
“引退”という言葉を考えるには、まだまだ早い。
むしろ、ここから先が面白くなる予感すらあるのだ。
さて、今日もまた、新しい経営者との出会いを探しに行こう。
GPTと共に。
そして、自分の足と、言葉で。
いつだって、面白い一歩は自分から踏み出すものだから──。




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