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【第3話】 2026年、AIとどう協働し始めるか

  • 執筆者の写真: ncu807
    ncu807
  • 2025年12月10日
  • 読了時間: 4分

更新日:2025年12月14日

第1話では、2028年11月23日という私が設定した「ひと区切り」に向けた覚悟を記し、第2話では、これまでの4年間で積み上げてきた実績の棚卸しを行った。

そして今日、このブログではその先にある2026年をどう位置づけているかについて記してみたい。


いま、カレンダーは2025年12月10日を示している。あと数週間で、新たな一年が始まろうとしているタイミングだ。

来る2026年を一言で表すならば、それは

「AIと協働し始める最初の一年」

になるであろうと考えている。


ここで誤解してほしくないのは、私が語るAIとは、決して「私の代わり」として振る舞う存在ではないということだ。

むしろ、私の頭の中に散らばっている膨大な情報や、物理的な限界を超えつつある記録を整理し、人間だけでは追い切れなくなってきた領域を支える「第二の脳」としてのパートナーをイメージしている。


まず着手すべきは、これまでの泥臭い蓄積を、AIが扱える形へと翻訳し、整えていく作業である。

週40件、4年間にわたり積み重ねてきた数千件に及ぶ面談ログ。

4,027件という膨大なマッチング履歴。

180回を超えて実施した経営者対談の記録。

そして、4冊の書籍原稿や日々の発信活動。

これらは現在、私個人の「記憶」と「断片的な記録」として眠っているに過ぎない。宝の持ち腐れと言ってもいいだろう。


2026年は、ここに一歩踏み込む年となる。

AIが文脈を理解し検索できるようタグを打ち、過去のどの相談が、どの紹介へと繋がり、どのような結果を生んだのか。その因果関係を紐づけていく。これは地味でありながら、私の脳内ネットワークを外部化する、極めて重要な「インフラ整備」の一年になりそうだ。


次に実装を考えているのが、日々の面談前後におけるサポート体制である。

現状、会員の方から相談が届くと、私は過去のメモを掘り返し、あるいは記憶の引き出しを懸命に開けながら、「前回は確か、こんな文脈で終わっていたな」と頭の中で準備運動をしてから対話に臨んでいる。しかし、記憶とは曖昧で、時にこぼれ落ちるものだ。

これを2026年からは変えていく。


AIが事前に「この方は過去にこういった変遷を辿り、直近ではこのような動きがありました」と、事実情報を要約して提示してくれる。私はその客観的なデータに目を通した上で、人間的な温度感を持って対話に入る。


そうすることで、記憶を辿るエネルギーを節約し、その分を目の前の相手への「共感」や「深い洞察」に全振りできるようになるはずだ。


また、面談後の「要点整理」も同様だ。AIにたたき台を作らせ、私が最後に細やかなニュアンスや行間を整える。

一件一件の面談の質を落とさずに、私が使えるエネルギーを少しずつ「全体の設計」や「未来への布石」に振り向けていく。そのための役割分担である。


そして、事業の核心であるマッチングに関しても、2026年は試験運転のフェーズに入る。

過去4,027件の紹介データは、成功と失敗の貴重なライブラリだ。

「どういう組み合わせがうまくいきやすかったか」

「どんなタイミングで紹介すると動きやすいか」

こうした傾向をAIに解析させる。


AIが論理的推論に基づいた「候補リスト」を出し、私が「この人は今じゃない」「この二人は理屈では合うが、温度感が違う」といった、人間特有の嗅覚で最終調整をする。

データサイエンスの冷徹さと、人間味のある直感。このハイブリッドなやり方を、少しずつ試していきたい。


もちろん、2026年のたった一年で劇的に何かが完成するとは思っていない。

むしろ、「AIに任せてみて、違和感があれば人間に戻す。あるいは調整する」

その試行錯誤の繰り返しになるだろう。

どこまでをアルゴリズムに委ねられるのか。

どこから先は、人間の血肉が通った判断でなければならないのか。

その境界線を、肌感覚として探っていく実験の一年になる気がしている。


大事なのは、AIを「すべてを解決する救世主」とも、あるいは「職を奪う脅威」とも見ないことだ。

あくまでフラットに、機能として捉えること。

・記憶、検索、傾向分析、集計はAIに手伝ってもらう。

・温度感、違和感、文脈の空気、そして決断は人間が担う。


そんな適切な分担を、2026年という時間をかけて見つけていく。

そうして築いた基盤こそが、2027年以降、私が現場の役割を少しずつ手放し、次なるフェーズへと移行するための準備につながっていくはずだ。


次回、第4話。

2027年に向けて、具体的にどのように「役割を少しずつ手放していこうとしているか」。

そのイメージを、今の時点で言葉にしてみたいと思う。



 
 
 

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