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誘うとご縁の確率論

  • 執筆者の写真: ncu807
    ncu807
  • 10月23日
  • 読了時間: 2分

トランプ大統領の訪日が決まったらしい。


コーヒーを飲みながら、ふと思う。

来週は経営者育成研究会のランチ会だ。

ダメ元で「お誘いしてみようか」と一瞬よぎった。

よく考えてみると彼とはFacebookでつながっていなかった。

――ということで、今回は見送ることにした。


もっとも、私にとってはそんな“ダメ元”の積み重ねが、いつも人生を面白くしてくれている。


リアル交流会を本格的に開くようになって3年。今年だけでも3回、100人規模の会を開催出来た。

1月の東京ランチ会、4月の札幌ディナー会、9月の東京ランチ&ディナー会。

場所も時間も違えど、集まる人々の熱量は同じだった。


来年もすでに予定が動いている。

1月の東京、4月の札幌。

会場も押さえた。

あとは、声をかけるだけだ。


前回は600人にメッセンジャーで招待を送った。

集客率は20%。数字だけ見れば可もなく不可もなくかもしれない。

けれど、ひとりの声かけで100人もの方が足を運んでくださる。

それがどれほどありがたいことか、噛みしめるほどに心が温かくなる。


数字の裏にあるのは「人」だ。

返信してくださる人。

迷った末に当日来てくださる人。

そして、行けないけれど応援の言葉をくださる人。

その一つひとつが、私にとっての“ご縁の証”である。


始めた頃の交流会では、東京と札幌を行き来しながら20〜30名規模で始めた。

それが、いつの間にか多くの人が集うようになった。

規模が大きくなるほど、準備も手間も増える。

だが、不思議なことに「人と会うエネルギー」もまた増していくのだ。


誘う。

メッセージをやり取りする。

足を運んでいただく。


その一連の流れの中で、確実にご縁は深まっていく。

そして、その循環こそが今の自分の原動力になっている。


もちろん、相手にご迷惑をかけないよう最大限配慮はする。

だが、その“ギリギリ”のところまでは攻める。

なぜなら、出会いの確率は、行動の母数に比例するからだ。


「誘う」という行為には、少しの勇気とそれなりの図々しさが要る。

けれど、その一歩を踏み出す人にしか、偶然は微笑まない。


さて、来週のランチ会はどんな出会いが待っているだろう。

そして、来年はどんな再会があるだろうか。


誘うことは、未来に声をかけることでもある。

だから私は、今日もまたメッセンジャーを開く。

私にとっては「こんにちは」の一言から、常に世界は動き出す。



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