4年と3年
- ncu807
- 10月25日
- 読了時間: 2分
経営者育成研究会を立ち上げて4年が過ぎた。
私の基準を問われた際に、いつも答えるのがこれだ。
まじめ、思いやり、謙虚。
この3つが、私が経営者育成研究会にお誘いしたい条件である。
人は無いものねだりだ。
この研究会の条件を定めたとき、私は自分に足りない資質を選んだのかもしれない。
「もっと誠実でありたい」
「もっと人の痛みに気づけるようになりたい」
「もっと学び続ける自分でありたい」
そう願いながら、日々経営者の方々と向き合ってきた。
まじめ――信用を築く「姿勢」
まじめとは、堅苦しさではなく、「誠実さを貫く覚悟」のことだと思う。
誰かに見られていなくても、約束を守る。
結果が出ていなくても、真摯に取り組む。
経営とは、信用の積み重ねである。
その信用は、派手な成果ではなく、地味な日々の「まじめさ」から生まれる。
思いやり――人が人を支える力
思いやりのある経営者には、不思議と人が集まる。
社員、取引先、顧客、地域。
そのどれもが「関係性」であり、「縁」である。
相手の立場を想い、相手の成功を願う姿勢。
それが巡り巡って、自社を支える力になる。
私はこれまで多くの経営者と出会い、
最も強い組織とは、思いやりを中心にした組織だと確信している。
謙虚――学びを止めない心
謙虚とは、自分を小さくすることではない。
「まだ学べる」と信じ続ける姿勢のことだ。
経験を積めば積むほど、人は耳が遠くなる。
しかし、本当に成長し続ける経営者は、いつまでも好奇心を失わない。
若い世代からも、異業種からも、どんな立場からも学ぶ。
謙虚さとは、変化を受け入れる柔軟さである。
4年という時間の中で、私自身もまた、この3つの資質を「理想」から「実践」に変える努力を続けてきた。
まじめであることの難しさ
思いやりを持つことの深さ
謙虚でいることの尊さ
どれも一朝一夕では身につかない。
だからこそ、この3つを会に誘う条件として掲げ続けていきたい。
経営者育成研究会は、単なる勉強会でも、マッチングの場にはしたくない。
それは、「人としての経営」を学び合う場である。
そして、この3つの資質を軸に、未来をつくる仲間を増やしていく場所でありたい。
2028/11/23 あと3年で私は卒業したい。
次の代表が引き継ぐだろう。
残りの3年は、どんな出会いが待っているだろうか。
そして私自身は、この3つの資質を、どこまで体現できるだろうか。
あなたは、出会う相手に何を求めるだろうか?




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