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AI時代の「実践型プラットフォーム」へ

  • 執筆者の写真: ncu807
    ncu807
  • 10月4日
  • 読了時間: 3分

2021年10月、Facebookグループとして始まった経営者育成研究会も、気がつけば4年が経過した。この間、世界もビジネスも、そして私たち自身も、想像を超えるスピードで変化を続けてきた。「激動の時代」という言葉が、まさにふさわしい4年間であった。


節目を迎えるにあたり、会の現在地と、残された3年の任期に懸ける私の決意をここに記したい。


設立当初からの私のミッションは「共学・共育・共創」である。AI時代にあって、経営者が孤立せず、知恵を分かち合い、新たな価値を共に生み出す場が不可欠であると考えてきた。その想いは、この4年間で着実に形となった。


2025年現在、1,000社を超える企業が参画し、全国規模のネットワークへと成長した。重要なのは数の拡大にとどまらず、活動の「質」が高まったことである。経営者対談は150回を突破し、実践知のアーカイブを形成。さらに札幌、東京、大阪といった都市で100名規模のリアルイベントを開催し、オンラインと掛け合わせることで、地域を越えた「ご縁」と「学び」の循環が生まれている。


もう一つの大きな進化は、成果に直結するマッチング機能である。2023年4月に本格始動したサービスは、2年半で3,750件を突破した。わずか2万の月額プランによって、単なる名刺交換に終わらず、協業や事業拡大に直結する仕組みを提供し続けてきた。


経営者育成研究会は「学びの場」から「実践の場」へと確実に進化を遂げつつある。


私の任期は2028年11月23日と決めている。その区切りに向けて掲げた目標は、「1,000名規模の持続可能な経営者プラットフォーム」の確立にある。非属人化・自律運営・知的資産循環をキーワードに、会を持続可能な組織へと進化させる。


その実現に向けて、三本の柱を据えた。


ACADEMY(起業家育成)

・次世代の経営者を輩出するため、ブートキャンプやエンジェル投資の仕組みを整える。


HUB(協業支援)

・AIマッチングをさらに高度化し、共同事業やM&A支援まで担う「連携の拠点」とする。


STUDIO(新規事業開発支援)

・会員企業の実証実験や共同研究を支援し、知的資産の循環から新たな事業を生み出す「ラボ」となる。


この三本柱を推進し、2028年に自律運営を果たす。それが私の使命である。


急速な成長には必ず課題が伴う。運営体制のシステム化、活動の関東圏偏在の是正、そして地域に根差した展開。これらは喫緊の課題である。


私は代表として、残された3年を全力で走り抜く覚悟である。会を「誰に頼ることなく成長を続ける仕組み」へと仕上げる。その責任と情熱を、最後まで手放すつもりはない。


経営者一人ひとりの学びと成果への渇望を結集し、日本のビジネスシーンを牽引する力強いネットワークとなること。それが、私の残された任期における唯一の使命である。


バトンを渡すその日まで、立ち止まることなく。皆様と共に未来を創り続けたい。



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