うまくいく最良の道はうまくいかないことをやり続けること

２歳になったばかりの孫が玩具の車にまたがり叫ぶ。

「できない！できない！できない～！」

数センチの段差を乗り越えられず怒っている。

何度かチャレンジして乗り越えられるようになる。

今度は満面の笑みだ。

次はプラスチック製の小さな脚立を持ってきて

それを橋に見立て段差を降りようとする。

そもそも無理なことをしている。

案の定「できない！」を連発して騒ぐことになる。

誰しもがうまくいかないことをやってうまくいく道を探している。

先日ＳＮＳライブで知り合った人は副業でもう一つ収入の柱を作りたいと語っていた。

悪いがあふれる浅い情報に踊る難民を見ているようだった。

この世にうまい話はない。

あれば簡単には表に出てこない。

出てくるものは必ず高い授業料と紐づいている。

美辞麗句を並び立てても結局ある程度の投資なしにはリターンなど望めないのだ。

うまい話には裏がある。

そう思ったほうがいい。

ただ無料で手に入れられるうまい話もある。

それは人の話である。

今や情報発信は誰もができる時代。

様々な人が無料で情報を垂れ流してくれている。とりあえず乗ってみるのも悪くない。

人の話を聞くときに重要なことは２つある。

１つはその人はどういう人かを知ろうとすること。

２つ目はその話が誰の為の話かを見極めることである。

・言っていることに一貫性がない。

・眼が泳いでいる。

・相手の話を聞かず一方的に話す。

・自分の過去を話さない。

そう言う人は悪しき師として教訓にしよう。

「これはあなたの為です。」

最初から或いは結論でそう言われたらほぼ嘘だ。情報発信にしたいのはすべて自分の為である。

あなたが情報発信するとしたら何故だろう。

考えてほしい。

売りたい。広いめたい。有名になりたい。

だからやるはずだ。

相手もそのつもりだと理解しよう。

その上で為になる話だけ取り入れよう。

ここまで書くとわかると思う。

あなたは自分の言っていることに一貫性はあるか？

眼が泳いでないか？

自分の過去を語れるか？

情報発信するとしたら

自分の都合ばかり考えていないか？

儲かるとしたら相手に何を返せるか思い及んでいるか？

全ては簡単にうまくいかないことばかりである。

今うまくいかないと嘆くなら

うまくいかない理由を振り返ろう。

その理由は外にはない。

自分の中にあると思うのがうまくいく早道だ。

エジソンは言った。

「何一つ失敗ではない。たくさんのうまくいかない方法を見つけただけだ。」

私は言う。

「うまくいく最良の道はうまくいかないことをやり続けることだ。」

これは恥ずかしながら自問自答でもある。