セールスの小ネタ
- ncu807
- 10月6日
- 読了時間: 2分
営業という仕事は、どんなに時代が変わっても「人間らしさ」が問われる職種である。
AIが提案文をつくり、オンライン商談が当たり前になっても、最終的に「この人と仕事をしたい」と思われるかどうかは、やはり人の魅力に尽きる。
今日はそんな営業現場での“小ネタ”をいくつか紹介したい。
大した話ではないが、意外と効く。
テレビで見かけた人にアプローチする
『がっちりマンデー!!』や『カンブリア宮殿』などの出演者に声をかけるなら2か月後がいい。
すぐにアプローチしても、同じような連絡が殺到していて埋もれてしまう。
時間をおいてから「ずっと電話してたんですが、ようやくつながりました」と言えば、意外と話が通じる。
一方、NHKのローカルトピックなどで取り上げられた方はすぐ動くのがいい。
「テレビを拝見して、矢も楯もたまらず電話してしまいました」と素直に言えば、たいていは笑いながら話を聞いてくれる。
ポイントは“熱”である。熱は時間とともに冷める。だからこそタイミングを見極めるのが営業の妙である。
若いなら委縮するな、年配なら平身低頭
自分より目上、特に“大物”と呼ばれるような人にアプローチするなら、礼儀正しく、かつ生意気にいくべきだ。
たいていの人はへこへこと近づいてくる。だが、それでは印象に残らない。
彼らは日々、数えきれないほどの人と会っている。多少ケンカを売るくらいの勢いでいかなければ覚えてもらえない。
一方、年下にはびっくりするほど丁寧に。
すればするほど際立つ。ただし落ち着いてやること。
頭は低くても、目はしっかり相手を見ていなければ、ただの軽率な人間に映ってしまう。
営業とは、相手の“立場”ではなく“存在”を見抜く仕事である。
場つなぎのネタを持っておこう
会議や商談で、資料の提示や接続にまごつく瞬間がある。
相手の担当者は焦る。そんな時こそ、空白を埋める小話が効く。
先方代表の出身地ネタでもいいし、担当者の服装を軽くいじってもいい。
あるいは、最近あった自分の小さな失敗談もいい。
変な沈黙は、場の空気を壊す。
温める話題をいくつかポケットに入れておくことだ。
営業の現場には、教科書に載らない技術が山ほどある。
どれも地味だが、こうした“小ネタ”が信頼の入口になる。
そして何より――小ネタを使える営業は、だいたい人間関係もうまい。
もし今日も商談がうまくいかなかったなら、まずは洗濯物が映っていないかだけ確認しておこう。




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