千人プラットフォームの共創
- ncu807
- 9月28日
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今から遡ること4年前、私は一つの志を持って「経営者育成研究会」を立ち上げた。以来、胸に燃え続けてきたのは、千人規模の経営者が集い、互いに学び合い、新しい挑戦を広げていく活きたプラットフォームを形にするという壮大なビジョンである。
なぜ「千人」という規模なのか。それは単なる数の問題ではない。千人という数は、一つの都市を動かすに足る熱量と多様性を持ち得るからである。ここに集う経営者が互いを刺激し、化学反応を起こすことで、社会に確かなインパクトを生み出せると信じている。
未来を築く三つの柱
このプラットフォームの核には、未来を創造する三つの事業がある。
一つ目は「起業家育成」。知識提供にとどまらず、実践的なメンタリングや事業計画の策定支援を行い、熱意を共有できる場をつくる。経験豊かな経営者がメンターとなり、未来のイノベーションの苗床を育む。
二つ目は「協業支援」。異業種間の出会いからこそ新しい価値は生まれる。偶然と必然をデザインし、名刺交換に終わらない対話を通じて具体的な協業へとつなげていく。
三つ目は「新規事業創出」。会員の知見や資源を結集し、既存の枠に囚われない事業をゼロから立ち上げる。リスクも成功も分かち合う共創型のインキュベーションである。
成果と課題
この二年半、とりわけ注力してきたのは「協業支援」であった。オンライン基盤を活用し、経営者同士の出会いを創出し続け、マッチング件数は3753件に達した。さらに今年の交流会では300名以上が会し、熱量を実感できる場を実現できた。
しかし一方で、これまでの成果は私や限られたチームのマンパワーに依存していたのも事実である。熱量を一過性にせず、社会に継続的なインパクトを与えるためには、仕組み化と拡張性が欠かせない。持続可能な運営体制への進化が、今まさに求められている。
仲間と共に描く未来
ここから先の道のりは、私一人では難しい。三つの柱を事業化し、本格的に推進するには、専門的知見や資源、そして「新しい挑戦を恐れない心」を持つ仲間が不可欠である。
私は、千人の経営者が強みを持ち寄り、共創することで、社会に根付く新たな価値が次々と生まれていく光景を見たい。それは理想論ではなく、既に始まりつつある協業の延長線上にある未来である。
「我こそは、この共創の実験に参画したい」と思う経営者は声を上げてほしい。研究会にはまだ多くの余白が残されている。その余白をどう埋めるか、どのような未来を築くかは、共に歩む仲間と一から創り上げたい。
未来を共に形づくる挑戦者からの問い合わせを、心よりお待ちしている。




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