専門家は友だち? それとも有料オプション?
- ncu807
- 8月6日
- 読了時間: 2分
「最近ちょっと体調が悪くてね」
そんな軽い気持ちで、医師の友人にLINEを送った。
すると数日後、なぜか病院から「相談料」の請求書が届いた。数千円也。
ムッとした私は、今度は弁護士の友人にその請求書を見せた。
「これって、法的にどうなの?」
すると彼は眼鏡をクイッと上げて、静かに諭した。
「それは……法律的には正当な行為だよ」
…さらに後日、彼からも同じ額の「法律相談料」の請求書が届いた。
こうした小話も今や過去のものになりつつある。
なぜなら、生成AIが専門知識を無料でばらまく時代が、もう来てしまっているからだ。
「AIは時々嘘をつくから信用できない」
よく聞く指摘である。だが、これはノープロブレム。
そもそも人間だって、ときに間違い、ときに誤魔化す。
じゃあ、誰かの話に疑問を持ったとき、私たちはどうするか?
答えは簡単だ。別の人にも聞く。
ChatGPTの答えが腑に落ちなければ、Geminiに聞いてみればいい。
それでもモヤッとするなら、Claude、Perplexity、Gensparkにも相談だ。
一人で5人?のAIとブレストすれば、議論も深まり、議事録だって自動でできてしまう。
もちろん、すべてが代替できるわけではない。
でも、「友人価格の専門知識」への依存は、確実に終わりつつある。
これからは、
知識を持つことではなく、知識にアクセスできる力が問われる時代だ。
誰に聞くかではなく、どう聞くか。
そして、複数の答えから、自分の軸をどう立てるか。
そう考えると、
専門家とAIのあいだで、私たち自身もまた「編集者」としての視点を求められているのかもしれない。
あなたなら、どの答えを採用するだろうか?




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