灰になるその日まで
- ncu807
- 4 日前
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0.2秒で「ハイ!」と言えば人生が変わる。
クロフネカンパニー代表・中村文昭氏の言葉だ。
この一言が心に残って離れない。
事務機器販売で有名なSの創業者は「Noというな」と言った。
北海道を代表する洋菓子Kの経営者は、こう言ってくれる。
「芳永さんに言われたら、Yesかハイしかないですよ!」と。
そんな風に言ってもらえるのはありがたい。
でも現実はどうだろう。
「出来ません」「無理です」「考えられません」「知らねぇよ」「ば〜か!」
つい、そう言いたくなる場面は多い。
だけど思う。
「出来ません」は、すべてを止めてしまう言葉だ。
それを口にした瞬間、成長も、挑戦も、未来も止まってしまう。
誰だって最初から出来る人なんていない。
おぎゃーと生まれた瞬間から、出来ないことばかりに出会ってきた。
転びながら立ち上がり、出来ることを少しずつ増やしてきた。
人は「出来ない」に向き合ってこそ進化できる。
営業会議でもよくある話。
部長が先期の数字を並べて、今期の目標を発表する。
「具体的な展開について意見があれば」と言っても、誰も手を挙げない。
心の声は「出来ねぇよ」だ。
でも、出来ないからこそ面白いのではないか?
出来ないからこそ、どうすれば出来るかを考える価値があるのでは?
「もし出来たら」と思った瞬間に、ワクワクしてこないだろうか?
そう考えると、「出来ません」なんて言葉は、最初から出てこなくなる。
人と話すときは、出来る道を探すために話すべきだ。
会議も同じ。
出来ない理由を並べても何も始まらない。
どんなに困難なことでも、皆で知恵を出し合えば、突破口は見つかるはず。
そうやってしか、自分も、会社も、社会も、成長しないと思う。
人は、死んだら灰になる。
だったら、肺いっぱいに空気を吸い込んで、今日も大きな声で「ハイ!」と言おう。
口にしてしまえば、不思議と出来ないとは言えなくなる。
「出来ない」と言わなければ、出来ることは無限に広がっていく。
そう信じて、灰になるその日まで、私は「ハイ!」と言い続けたい。

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