自分の時給を上げるという発想
- ncu807
- 5 日前
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給料が月額5万円増えた。
最初は素直にうれしかった。だが責任が重くなり、残業も増えた。結果として自由な時間は減り、身体の疲れは増える。そんな経験をしたことがある人は少なくないだろう。
では改めて、自分の時給を考えてみたい。
毎月20日間、1日8時間働いて20万円を得ているなら、時給は1250円である。
25日間、1日10時間働いて25万円ならどうだろう。単純に割れば1000円。実際には残業代の割増があるとしても、時間あたりの報酬は下がることになる。
つまり「給料が増えた」と思っても、働いた時間で割れば意外に安い時給になっている場合が多いのである。
大事なのは、毎月の稼ぎを稼働時間で割り、自分の時給を「見える化」することだ。これが現実の立ち位置になる。
「社長、もっと給料を上げてください!」と訴えるのは簡単ではない。だが、自分の時給を上げることは自分の工夫で実現できる。
例えば、単純作業であれば8時間かけて10個作っていたものを6時間で仕上げればよい。営業であれば同じ売り上げを5日で上げていたものを4日で達成できればいい。事務職なら、毎日1時間短縮する工夫を考える。
要は、時間を削る意識を持てるかどうかである。
それを実行できれば、自分のパフォーマンスは自然と10〜20%向上する。大切なのは記録を残すことだ。数字で示すことができれば、上司との交渉材料にもなる。
そして、仮にそれを評価できない経営者であれば、こちらから見切りをつける勇気を持てばいい。根拠を持って転職活動ができるからだ。
時給の意識は、自分の働き方を客観的に測る物差しである。
体重を記録せずにダイエットはできないように、現状を把握せずに働き方を改善することもできない。
自分の時給を知り、意識的に上げていく。そうすることでしか、世界は変わらない。逆説的に言えば、自分が走り出せばその日から風景は変わり続けるのだ。
カッコよく表現するなら、世界は少しずつ住みやすくなり、歴史は自分の手で塗り替えられる。
隣の芝生は青く見える。だが、本当に見つめ直すべきは自分の芝生であり、そこに立つ自分自身である。
その時に初めて、「何が一番大切か」が見えてくるかもしれない。

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