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12年前の飲み会が教えてくれた私の使命

  • 執筆者の写真: ncu807
    ncu807
  • 7月24日
  • 読了時間: 2分

2013年秋、東京出張の折に初めて大人数の飲み会を開催した。場所は品川で年齢は50歳。若い頃の同僚や上司、携帯ショップ時代の部下、起業してからの仲間たち、合計30数名が集まってくれた。


その日の冒頭、私は参加者全員を一人ずつ紹介した。誰とどこで出会ったのか、どんなご縁があるのか、どんな人なのか。立場や年齢もバラバラの参加者たちが、互いの背景を知ることで自然と打ち解けていく様子を見て、「人と人をつなげる」という行為の本質に気づいた気がした。


私は昔から営業畑である。人と話すこと、関係を築くことには慣れている。しかし「ただ話す」ことと「人をつなぐ」ことは全く別物だ。異なるフィールドで活躍する人たちが出会い、そこに相乗効果が生まれる。そこに価値がある。だから私はこの時から、「交流会を開くことは、自分にとって得意なことかもしれない」となんとなく思っていた。


時が流れ、今では経営者育成研究会というのコミュニティを主宰し、全国1,000名の経営者と御縁を頂いている。ビジネスを加速させる最良の方法は、「誰と会うか」に尽きる。同業者との悩み共有も大事だが、異業種の刺激は思いもよらないヒントになることがある。経営者同士がリアルに会い、語り合い、共に成長する場が必要なのだ。


今秋、また交流会を開催する。2ヶ月前から募集を開始したところ、たった5日で79名から参加表明を頂いた。本当にありがたいことだ。忙しい経営者たちが時間を割いて集まってくださるのは、そこに「会う価値がある」と感じてくださっているからだろう。


SNSやオンライン会議が当たり前になった今だからこそ、「リアルで会う価値」が増している。雑談の中から生まれる信頼、共通点を見つけた時の笑顔、それが次のビジネスの種になる。交流の場を提供することは、私にとって単なる主催業ではない。日本のビジネスを元気にするための使命だと感じている。


この先も、私は経営者と経営者をつなぎ続ける。問題は「誰と会うか」であり、その「誰か」と出会うきっかけを、私はこれからも創っていきたい。


12年前の飲み会にはこんな名前がついていた。

「よっちゃんと品川であう会」


今回も半数は初めて名刺交換することだろう。

画面越しでは味わえない笑顔を見るのがいまから楽しみだ。



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