奪い合うな、紡ぎ出せ
- ncu807
- 3 日前
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昨日、札幌西法人会の新年会に参加した。
総勢120名。地域に根ざした組織が、長年かけて積み上げてきた信用の総量が、場の空気として立ち上がっていた。
正直に言えば、最近は他団体が主宰する交流会にはほとんど足を運んでいない。
それは、どの場が良い・悪いという話ではない。
私自身の経営フェーズが、「拡張」から「深化」へと明確に移ったからである。
新しい出会いは、数だけを見れば資産が増えたような錯覚を生む。しかし分母を増やし続ければ、一人ひとりと向き合う密度は必ず薄まる。
いつもなら名刺を配るために動く手は、箸を持ち、ビールを注ぐために使われていた。
では、なぜ私は昨日、その場に身を置いたのか。
それは、「何のために人と会うのか」という原点を、自分自身に問い直すためである。
経営者にとっての出会いは、情報交換では終わらない。
互いの存在を承認し、関係性を少しずつ編み上げ、目に見えない信用を連ねていく行為そのものだ。
私が目指しているのは、数の論理に依拠した集客ではない。
人と人の関係が、意味ある形で、かつ不可逆的に続いていく状態を設計すること。
言い換えれば、「人のブロックチェーン」を社会に実装することである。
圧倒的な母集団を前にして、逆説的に自分の進む道がより鮮明になった。
選ぶべきは、広がりではなく深さ。
誰と、どこへ向かうのか。
その問いに誠実であるために、私はこれからも「会うべき人」との時間を磨き続けていく。




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