未だ見ぬ世界へ飛び込め! ― 人生はいつだって「初めて」の連続
- ncu807
- 3 日前
- 読了時間: 3分
FACEHUB、Zoom、Power Automate Desktop、YouTube、DaVinci Resolve、Clubhouse、Hubspot、Zoho、Salestrick、lit.link、COLABO、yenta、linker、Bowers、BizOn!、Virtual-lunchclub、LinkedIn、17live――。
この羅列を見て、皆さんはどう思われるだろうか。
ビジネスツールからSNS、動画編集ソフト、マッチングアプリまで、実に多岐にわたる。
これらはすべて、私が2021年、58歳にして次々と手を出したデジタルツールやプラットフォームである。
正直に言うと、どれも極めたとは言い難い。
興味の赴くままに次々と飛び込み、「食い散らかした」感は否めない。
まるで、おもちゃ箱をひっくり返した子どものように。
それでも胸を張って言いたい。
還暦前の爺にしては、ずいぶんなチャレンジャーである。
新しいことに挑むとき、年齢を理由に諦めてしまう人は多い。
「もうこの歳だから」「若い人には敵わない」と。
だが、私にはそのストッパーがない。
「やれば何とかなる」
「うまくいかなくても、必ず何かを得られる」
根拠のない確かな自信が、私の中に根付いている。その源は、これまでの成功と挫折の積み重ねだ。
高校時代、前半は遊び呆け、後半は毎日八時間勉強した。
失意の中で飛び込んだ営業の世界では、血尿が出るほど動き回り、仕事を覚えた。
保険営業の頃は、周囲に笑われても、ひたすらテレアポを続けた。
最愛の家族を亡くした時には、世界を呪い、すべてを失ったと思った。
それでも、何度も立ち上がった。
「徹底してやり切れば、必ず成果に繋がる」
――それが私の成功体験。
「あれだけの挫折を味わったのだから、これも乗り越えられる」
――それが私の確信である。
そんな私に、ある日転機が訪れた。
経営者マッチングアプリで出会った若い社長に、こう尋ねられたのだ。
「どうしてそんなに人脈があるんですか?」
その一言がきっかけで、私は「経営者育成研究会」を立ち上げた。
対談も出版も、人を集めるのも、すべて初体験。
パソコンの前で頭を抱え、試行錯誤を繰り返す毎日だった。
恥をかきながらもやり切った先に、きっと何かを掴める。
そう信じて、前に進み続けた。
思えば、人は誰もが“初体験”を積み重ねて生きている。
同じ出来事でも、若い頃の私は「あの時の私」として体験し、今の私は「今の私」として、また新しく体験している。
だからこそ、こう思う。
思い立ったら、やればいい。
老いも若きも関係ない。
なぜなら――今、体験できることは、今しかできないからだ。
幼稚園のバザーに子どもと参加する。
その笑顔を見られるのは、その瞬間だけ。
私のように、もう息子がこの世にいないなら、
あの穏やかな時間を取り戻すことは、もうできない。
一度きりの人生。
あなたは今、自分のために生きているだろうか。
大切な人と、穏やかな時間を過ごしているだろうか。
もし人生の終わりに走馬灯が見えるとしたら――
そこに、眩しいほどの彩りが見えるだろうか。
私はこれからも、人との出会いや挑戦を通じて、人生というキャンバスに、一筆ずつ新たな色を重ねていきたい。
静かに、けれど確かに。
「私は、これからもできる」――そう信じている。
58歳からの挑戦は、まだ始まったばかりである。
今日は62歳の初体験に挑みたい、そう願っている。

コメント