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餅屋の境界線

  • 執筆者の写真: ncu807
    ncu807
  • 11 分前
  • 読了時間: 1分

年末年始、AIに触れている時間は確かに長かった。

ツールを増やし、エージェントを組み、役割分担を考える。

けれど、思ったほど前に進んでいない感覚だけが残った。

前提が変わりつつあるのは理解している。

AIは「使う道具」から、「判断構造を委譲する存在」へ移行し始めている。

その移行期に、営業という立場の私は、どこまで踏み込むべきなのか。

触れれば触れるほど、その境界が曖昧になる。

うまく行かない理由は、技術的な未熟さだけではない。

本来、私は売る人間で、設計者ではない。

餅屋は餅屋、という言葉が頭をよぎる。

AIの設計に没頭することが、営業としての判断軸を鈍らせる可能性もある。

だから、すぐに答えを出さないことを選んでいる。

全部を理解しようとしない。

全部を自分で作ろうともしない。

「どこまでを自分の領域と定義するか」を、今は観測している段階だ。

AIを使いこなすことよりも、

AIに何を任せないかを決めるほうが、

先に来る判断なのかもしれない。

この違和感が、どこに着地するのかは、まだ見えていない。

ただ、餅屋の境界線だけは、静かに引き直されている。


 
 
 

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